
モータースポーツの勝因はマシン7割と言われるほど、車両の性能差がそのまま勝敗に直結するこの世界で、アマチュアレーサーが勝つ喜びを感じることは不可能ではないのか?
そんな常識を覆したのがワンメイクレースだ。
ワンメイクレースでは皆が全く同じ車両で、全く同じ条件のマシンでレースをするので、多額の費用をかけてマシンを改造することもなく、多くのスポンサーやメカニックを揃えることなく、アマチュアでもローコストで参加し自分の腕を試すことができる。
そのエントリーは簡単で、Yaris RS ”Racing”と国内Aライセンスがあれば誰でも参加ができる。レース参加者の約半数はモータースポーツ歴3年以内という、間口の広さ・敷居の低さが最大の魅力だ。
参加するうちに仲間が増えて、さらにレースの虜になる人も多く、また女性の参加者も多数みられる。
2000年に日本初のJAF公認ナンバー付き車両によるワンメイクレースとしてスタートし、2014年度には開催300戦のメモリアルを迎えた歴史の長いレースだが、多いときは1ラウンドのエントリーが70台を超えるなど、今も根強い人気をもっており、2016年は延べ参加台数576台を記録した。
上位クラスのワンメイクレースでプロへの登竜門とされる86/BRZレースに勝るとも劣らないエントリー数を誇る人気レースである。
根強い人気を誇ります。