REPORT Vitz Race

TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 恐竜 勝山

 2018 年5 月27 日(日)五月晴れの風薫る季節、福井県勝山市において「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジin 恐竜 勝山」が開催された。今回で3 年目の開催となる恐竜 勝山ラウンド、昨年は約8,400 人もの来場者を迎え人気のイベントとなっており来場者は昨年を超える来場者を迎え、エントリー台数は90 台となりRallyChallenge の人気の高まりと盛り上がりを感じる。例年同様スキージャム勝山に来場の際の駐車場は無料、観戦コースの観戦も無料、さらにスキージャム勝山に至る法恩寺山有料道路も終日通行料無料となるため、早朝より多くの観客が来場し、トヨタのWRC 参戦、ラリーを舞台にした映画「OVER DRIVE」の公開も合わせて、参加者、応援者ともにラリーへの関心の深さが実感できるイベントとなっていた。
 当日は気持ちいい晴れ間が広がり、開催から3 年連続で天候に恵まれた。会場は勝山市にあるスキー場「スキージャム勝山」とし、6 本のSS(スペシャルステージ・タイムアタック区間)で競われる。
 1Day で行われるラリーチャレンジは朝早くから始まる、早朝6:00 よりコースの下見となる「レキ」が行われた。今回はネッツトヨタ福井としては3 台がエントリー、ネッツ福井のドライバーは小林拓哉選手、コ・ドライバーは加藤博務選手20 歳以上の年の差のある組合せ、そして昨年ネッツ福井から出場した村嶋選手が自前で車両を用意し参戦、コ・ドライバーは友達の仙石選手が務める、そして、VitzRace でも共に参加している福岡鈑金塗装から福岡選手が息子をコ・ドライバーに迎え親子での参戦となった。村嶋選手以外は初めてのラリーのため慣れないながらも「ペースノート作成」や「レギュレーション(規則)」の確認を行っていた。今回のコースはスキージャム勝山敷地内の駐車場グラベル(未舗装路)コースと林道を利用したショートターマック(舗装路)コース、そして長めの林道SS は約3km。上り基調ながら、ストレートと緩めのコーナーが続くハイスピードコースとなる、下見走行の「レキ」ではドライバーの指示にコ・ドライバーがメモをしながら「ペースノート」を作成していく工程である、各チーム「レキ」から戻って車載カメラの映像とノートを比較すると数カ所異なる点が発覚、慣れないペースノート作成の難しさを体感しつつ、SS をまともに走れるのか、「タイムコントロール」という規則の確認する様からは各選手の緊張と焦りが感じられた。
 「レキ」から戻ってくると「参加確認」にてゼッケンが配布される、その後「公式車検」が始まる、ネッツ福井としては3 度目のラリー参戦ともありトラブルなく早々に無事車検を通過した。


 9:10 より開会式ならびにドライバーズブリーフィングが行われ、今回もモリゾウ選手としてドライバーで参加している豊田章男社長が挨拶をし、参加者全員にエールを送りつつ、映画「OVER DRIVE」のアピール行っていた。
ゼッケン順にTC0を通過し、1 分おき各マシンがスタートしていき、今年新たに設定された、未舗装の砂利の駐車場を利用したグラベルの「SS1 パーキング」へ移動していく、「パーキングSS」は設置されたパイロンの間を決められた順路で走行するコースとなるが、砂利をかき分けながらの走りはラリーの魅力満点であり、走行台数が進むにつれて掘られていく路面をどのように処理するかが注目のSS である、当チームはではまず#166 号車村嶋/仙石組がスタート、初めてのグラベルに戸惑いながらもクラス6 位のタイムを刻む、続く#167 福岡組は好調な走りを見せクラス5 位と好調なスタートとなった、ネッツ福井の#171 小林/加藤組も初めての未舗装路に戸惑いクラス11 位のタイムであった、SS1 は観客が観戦することができ、多くの観客が高台から砂煙を上げながら走るマシンにエールを送っていた、続いて「SS2 スキーリゾートショート」へ移動こちらも観戦可能なコースのため観客は、スタート直後、上りのダイナミックな加速から1 コーナーのコーナリング。そして2 コーナーへのアプローチまでを楽しんでいた。1 コーナーには排水溝の蓋による段差が存在し通常のスピードであれば何の問題もない小さな段差だが、全開で走行するマシンにとっては挙動変化を引き起こす存在となるため、この段差での各車のコントロールの違いにも注目が集まった、昨年と同様のコースのため#166 村嶋/仙石組は好タイムを記録、こちらもクラス6 位の好タイムを刻んだ、#167 福岡組は8 位とまずまずの順位、#171 小林/加藤組は9 位に入り、初めてとは思えない走りを見せた。


 SS 後「リエゾン」と呼ばれる決められたルートを、決められた時間内で一般公道を走行する工程へ、「セレモニアルスタート」が行われる勝山市役所へ移動する。「リエゾン」は一般公道を走行する為、沿道の市民が通過するマシンに手を振ってエールを送ってくれる、レースでは味わえない高揚感が得られる体験に、各選手笑顔がこぼれた。
 そんな中12.81km の長い「リエゾン」で戸惑い、結局当チームの3 台ともミスコース、道に迷いながらもなんとか勝山市役所へ到着、会場では次々と各マシンがFBC アナウンサーのMC によって送り出され、市民のエールを受けながらゲートを通過しスタートしていた、当チームの3 台もインタビューに答えながら観客に意気込みを語り、セレモニアルスタートを行ってく、観客に見送られながらの普段味わえない特別な感覚に皆笑顔を見せていた。
 安堵したのも束の間、再び「リエゾン」にて次の「SS3 法恩寺」へ向かう、こちらは3 台とも無事「リエゾン」を走行しスタート位置に付く、この「法恩寺SS」は前回車両転落の事故が発生したコースであり、狭いながらスピードが乗り距離も約3km と長めのコースのためタイム差が出やすいコースである、各選手緊張の面持ちであった。そんな中#166 村嶋/仙石組がスタート、ヒヤリとする場面もあったがこちらも6 位に付ける好タイムを記録、#167 福岡組はハイスピードな林道に苦戦し15 位となる、#171 小林/加藤組は安定した走りだったが、タイムは伸びず14 位の結果になり、高速域での林道走行でのタイムアタックの難しさを痛感していた。


 

 

 再び「リエゾン」にてスキージャム勝山へと戻り、走行順とペース均等化の為の「リグループ」を消化し、整備を行うことができる「サービス」へ、この時間は45分しかないためメカニック数名により3 台の各部のガタ緩みが無いかの確認を行う、3 台共特にトラブルは無く作業は順調に進む、その傍ら選手らは昼食を取りつつ午前中のSS1~3 の反省点やノートの見直しを行っていた。各選手午前を消化したことで、初めての緊張感からもっとタイムを縮めようとする緊迫感に雰囲気が変化していた。
 「サービス」を終了し、「SS4 パーキングSS」へ、午前中も走行したグラベルコースだが、90 台が走行したことにより路面は変化し、大きな岩が顔を見せる部分もありその辺りをどのように処理していくがタイムにつながる、#166 村嶋/仙石組がスタート、SS1 での反省を活かしアタックを仕掛け6 位の好タイムを記録、続いて#167 福岡組もSS1 よりもタイムは向上したが8 位に留まった、#171 小林/加藤組はタイムを大幅に伸ばし#167 と同タイムを記録し8 位に入った。続いて「SS5 スキーリゾートショートSS」へ、しかし、TC の時間が近づくが長い競技車の列が進まない、そこで#166、#167 ともにコ・ドライバーが徒歩にてTC を済ませた、ここでは先に走っていた車両が相次いでクラッシュしコース上に2 台が止まっていることで時間が押していた、#171 小林/加藤組は初めての経験に戸惑いTC 時間に遅れる「遅着」のペナルティを取られてしまう。そんな中#166 村嶋/仙石組がスタート、案内の通りコース上にはトラブルで停車している車両と、コース外に乗り上げている車両の2 台があったがうまくかわし5 位に入る好タイムを刻んだ、続く#167 福岡組はSS2 のときとほぼ同じタイムで8 位に付ける、#171 小林/加藤組はコース上のマシンに戸惑いながらも10 位に入るタイムを記録した。そして最終となる「SS6 法恩寺SS」へこちらではトラブルもなく#166 村嶋/仙石組がスタート、ノートの見直しなどが効きタイムは上がったが7位となった、#167 福岡組はハイスピードなコースに感覚を合わせられず11 位に留まった、そしてC-2 クラス最後の出走#171 小林/加藤組はSS3 のときと比べると10 秒以上タイムを縮めるが13 位の結果となり、改めて難しさを痛感する事となった。


 

 

 車両保管の後、表彰式が行われ、最終結果は#166 村嶋/仙石組はC-2 クラス15 台中6 位、参加台数が少し少なかったため表彰には至らなかったが、総合でも90 台中39 位に入り参戦2 回目の維持を見せることができた、初参加の#167 福岡親子組はC-2 クラス15 台中8 位総合で90 台中56 位となり#166 村嶋/仙石組と20 秒以上の差があることにショックを受けていた、そしてネッツ福井から初参戦した#171 小林/加藤組はC-2 クラス15 台中14 位と途中のペナルティが結果に響いてしまった、しかし、無事完走した二人からは「非常に貴重な体験だった」「もし機会があるなら再び参戦したい」とモータースポーツの楽しさを存分に堪能していた様だった。そして2 人は勝山市民の融資によって「ブービー賞」を送られお米を受賞、最後まで笑顔をみせてくれた。こうして「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジin 恐竜勝山」は昨年あった様な大きなトラブルも無く無事幕を閉じた。
 今回は地元開催もあって、多くの社員や知人の方が現地まで応援に来て下さいました、改めてお礼を申し上げます。盛上がりを見せるラリー、今後も引き続き活動を行っていきますので応援とご協力をお願い致します。


◯ ラリー会場の様子

・天候は晴れ間が広がる天候に恵まれ、TOYOTA GAZOO Racing PARKも開催され、朝から多くの観客が訪れた


パトカー、パリダカ車両の展示などもあり普段触れられない車両に観客の関心は高かった


・グラベルから舞い上がる砂を浴びながらも多くの観客が観戦し迫力ある走りに大きく盛り上がりを見せていた。

・昨年に引き続き福丼Fesも開催され厳選された福井県の10種類の名物丼が集結こちらも大いに賑わっていた

・参加者には元SKE48の梅本まどかの姿も見られ可愛さに惹かれる、他にも多くの女性がエントリーしていた。

・参戦車両も86,Vitz,AQUAのみならず新旧様々な車両が参加しており、観客を楽しませていた。

 

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